ヤマハ SRX-6改です。
オーナーは長谷川さん、いじっていったら楽しくて止まらなくなってしまった・・・
いじっている私も楽しくなるバイクです。 SRXというバイクがかなり好きに
なりました。 結果が返ってくると言うか基本設計が悪いと言うか・・・
今回はブレーキ強化の依頼だったのですが、ずいぶんと手を入れてきたので
そのほかの部分も紹介します。 初期型のセル無しキックタイプです。
もともとの形はどことなく重ったるい感がありますがいじっていくにつれて
スポーティーな感じになってきました。まだまだ計画の途中です。
最終的に仕上がったらカラーリングをして完成予定です。
まずはUPハンドル仕様、ハーディーロードバーです私の好みであんまり上げ過ぎず小僧っぽく無く
仕上げてます。同時にシートもあんこ抜きをし
ポジションを楽にしています。
トップブリッジがフラットなので比較的加工はしやすいのですが、裏にリブがあるので2本止めタイプの
クランプは厄介でしたね。
定番のステアリングダンパーです。VFR400用があまっていたので付けました。フォーククランプの径が違う
のでステムのライトステーを止めているボルト穴を共有しました。このボルトは6mmなのに対して、ステダンのピロボールは8mmでした。旋盤でピロにささる
8mmから6mmに変換するカラーを作成。
本体側はサブフレームのボルトを使いました。
基本的にウォブル等の振られは止められませんが
ウイリー時やギャップ通過時には多少の効果ありって
感じです、後は見た目ですね・・・
バックステップです、売っているかもしれませんが作ってと言われれば何でも作ります。
STDより2センチほどバックで3センチほどアップにしました。 アルミの棒材からステップを削り出し、ローレット加工であや目を作り滑り止めにしています。
ステッププレートとペダルはCADで図面をおこして
コンターマシンで切り出します。
最後にフライスでリブ加工ですね。
仕上がりは・・・まだまだ修行が必要です。
お安くしました。 NCフライスがないとリブ加工は
難しいですねー・・・
車体左側の写真です。スイングアームピボットと
フロント側のエンジンハンガーとで結んで補強
しています。エンジンチューニングにより車体の
振られが大きくなってしまったので作りました。
これにより加速時の振られ、ギャップ通過時の
突き上げ感が少なくなります。
アルミのカラーを作りタップを立ててピボットシャフト
が直接付きます、アルミ角材と溶接し曲げて位置
合わせしました。 コンパウンドで磨くと自己満足
に浸れます。
これはスイングアームの補強です、下側のパイプの部分です。 ここまでやってんならアルミのスイングアーム入れろよって突っ込みを頂きそうですが
わけあってやっつけ仕事で作りました。
ツーリング前に言うんだもん・・・
やはり基本的に細いですね、ノーマルは・・・
なので鉄パイプに川砂を詰めアセチレンで炙りながら曲げました。
TIG溶接をし最後に塗装しました。これで
加速時の振られが低減しました。
今回依頼されたFブレーキ強化です。
キャリパーはTZ250の右側を使用。ブレーキパッド
はFCMを使い、ローターはSTDです。
キャリパーサポートをアルミから削り出して作成。
もう少しフォーク側に寄せたほうがカッコよかったのですがピッチ間が5mm程度しか違わなくて下側の
ボルトが近寄り過ぎてしまうため、この距離になりました。これまたコンパウンドで磨くと自己満足ゾーンに突入できます。
効きは最高です。