カワサキ ZXR250の倒立フォークを入れたバイクのブレーキ強化です
もともとは、片側押しの2ポットキャリパーですので効きが甘いです。 しかも400ccの車体で使用している為
車重もあります。 ノーマルのブレーキだと恐いです。 ホンダのニッシンキャリパーを入手してサポート作成依頼です
 
片側2ポットのキャリパーが取り付けられるフォークはどうしても構造上
ボルトが噛み合う位置がディスク側に近くなっています。 
それに4ポットのキャリパーを取り付ける場合、オフセット量が大きくなってしまい
ます。  キャリパーはやはりフォークに極力近いほうが見た目もかっこいいです
から限界まで近くして設計しました。
図面を作成したらアルミブロックにけがいて、コンターマシンで、切り出します。
この厚み(35mm)ですと切るのも時間掛かりますね。
フライスで端面取りとオフセットの切削です。  切削油は、軽油と4サイクルオイルの
オリジナルブレンドしたものを使っています。 切削中、ワークの温度が上がってしまうと
綺麗な仕上げにならないのと、精度が落ちますので惜しみなく切削油をかけながら切削
しています。 手が荒れます。
ディスクローターとキャリパーサポートのクリアランスが
かなり狭くなっています。 ボルトの山をなるべく多く確保する為に
ギリギリまで追い込みました。 クリアランス的には太ったアリンコだと
通れないと思います。
こんな感じになりました。 キャリパーの丸いふくらみを
逃がす部分は、一定のRでは無い為、フリーハンドでけがいて
削っています。片側を逃がした後に、それを元に反対側を作成
していますので一応左右対称になっています。
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