インプレッションページ



ここでは私共で使用したパーツやケミカルなどバイクパーツの使用インプレを
書きたいと思います。 使用車両、使用条件などさまざまですので、参考程度で
見て下さい。質問、ご意見ありましたらメールをお待ちしております。
ZICOO (ジクー) ブレーキパッド、セラミックシンタードのブレーキパッドです。

YZFR-6で使用。 ディスクローターがコーティングされるまでサーキット走行で
1時間程・・ ローターが赤茶っぽく変化してきたらおいしい所です。
特性は握った分聞いてくれる非常にコントローラブルな特性。 初期でガツンと効く
タイプのブレーキパッドからチェンジした人は最初、軽く握った所で効かないと感じる
かもしれません。その特性に慣れてしまうと良いと思う人のほうが多いと思います。
当店おすすめです。
PFCブレーキパッド、 カーボン系シンタードパッドです。 

鋳鉄ローターとの相性はあまり良くありません、基本的にステンレスでの使用に
なります。やはりサーキット走行で1時間から2時間くらいでローターが黒くなります。
皮膜は非常に硬く違うパッドに替える時は落とすのが大変なくらいです。
初期制動からフルブレーキまで一定の制動力って感じがします。 効き自体は非常に良いです。
ライダーが初期、奥のどの部分にウエイトを置くかで好みが分かれる感じです。
サーキットの場合はコースによって分けて使いたいですね。
ライフは非常に長いです。 街乗りの場合パッドピンの方が先に減る場合もありますので
パッド残量と一緒に点検してみるようにして下さい。
ダイドーのチェーン ERシリーズ 

非常に良いチェーンです。 415 520 とレースで使っていますが切れた事はありません。
初期伸びも少ないですね。 小排気量になると加速性能が変わってきます。
新品時の1時間くらいは絶品だと思います。 ERは街乗りにはおすすめできません。
520のOリングタイプでしたら街乗りにも使用できると思います。 520サイズになると排気量で
選ぶ物が違うので小排気量用の520はビックバイクでは使用しないようにして下さい。
街乗りでしたらVMシリーズ等が非常に良いです。 定期的な給油を忘れずに。
ブレンボレーシング ラジアルポンプ

16φ 19φがあります。 レバー比が通常のマスターと違いますので径が大きくなります。
1/2マスター=16φ    5/8マスター 19φ で使用して下さい。
通常のマスターで1握った時に3効く感じの所が1握ると1効く感じになりますのでコントローラブル
な特性になります。ブレーキングの時握った量ではなく落ちるスピードで判断するライダーの場合
手放せなくなるマスターです。決まった力で握った所で効く、効かないを判断するライダーは
効かないと思う事が多いです。基本的にブレーキングは速度の落ち具合を感じながら掛けて
行ってみるのが良いかと思います。
 値段は非常に高いので付けた瞬間から良いと思いたくなる
物ですが絶対的に制動力は変わらないです。 あくまでもコントロールしやすくなるものです。
ローターからの振動を拾いやすいのかなんなのかわかりませんがタッチが良く変わります。
基本的にサーキットでの使用をおすすめします。
ブレンボ キャスティングキャリパー

コストパフォーマンスを考えると4ポットキャリパーの中では一番良いと思います。 メンテナンスは
ちょっと神経質です、定期的に洗浄したほうが良いですね。 効きは絶対的には上がりません。
軽いのとかっこいいです。定番なので嫌う人もいますが一番「無難」です。
サーキットでの使用の場合、強いブレーキング時はキャリパーが開きます。 走行後にブレーキが
引きずる事が多いです、開いた時にピストンは真っ直ぐのままなのでキャリパーに対して
ピストンが斜めになってしまうのが原因だと思います。 OH時はブレンボの純正のシリコングリスが
柔らかくて良いです、市販のシリコングリス等はコントロール性が落ちます。
ピストンに線キズが入ったらセットで交換して下さい。   
オーリンズ リヤショック  

定番です、ですがこれ以上は無いんじゃないかな?と思います。 他社も試しましたがやはりこれでしょう。
飽きた?感がありますが性能はやはり良いです。初期慣らしをした後にOHをおすすめします。
ビキニング(初期作動)が非常に良く雨の走行で特に威力を発揮しますね。 どうせ買うなら車高調整が
付いているほうが良いと思います。 減衰調整はショウワなどの1ノッチが3ノッチくらいになります。
非常に細かくセッティング出来ますが1ノッチでは私共では残念ですが体感出来ませんでした。
ノーマルのバネレートを大体標準にしているみたいですが、走行条件によってはバネレートのセッティングが
メインになると思います。油圧プリロードが付いているタイプは定期的にイニシャル量を点検して下さい。
たまに変わってます。 私共では減衰調整はほとんど効かせずバネレートで合わせています。
減衰を効かせ過ぎの方が良く見られます。 切り返す時にバイクが重く感じる方は減衰を緩めてみると
良いかもしれません。街乗りで車高をめいっぱい上げてる人もいますがバイクが寝なくなります。
本来の性能を引き出せるようにやり過ぎには注意して下さい。
ダンロップ D208 

タイヤは好みがありますが、このタイヤは街乗りではおすすめは出来ません。バイクにもよりますが
レース用のD208は危険です。 おそらくフレーム(ピボット回り)の剛性が付いてきていません。
タイヤが良すぎるんでしょうね。 特性とか絶対的なグリップ力は非常に高いです。ほとんどスリックですね。
街乗り用のD208もあるみたいですがレース用のハードコンパウンドだと聞いた事があります。(情報不足)
ハードコンパウンドのタイプでしたらD221とかのほうが良いんじゃない?って思いました。
もしこのタイヤを付けていて高速でハンドルが左右に振られる場合、ステアリングダンパーで対応しようと
するとかえって危険です。 タイヤを見直してみて下さい。
最近のタイヤとしては少々重いかな?と思います。 小排気量ではダンロップが最高に好きですね。
ブリジストンとかに比べると滑り出しが早い分滑らかな感じです。あ!っと思ってから対処しても間に合う事
も多かったですね。 
メッツラー  レンスポルト

非常に良い!の一言です。 ゼロディグリーカーカス が良いのかスチールのカーカスが良いのか
わかりませんが、グリップ力、コントロール性、ライフ!ピカイチでした。 タイヤは国産でしょう?という
観念を覆してくれました。  フロントタイヤのラウンド比がきついのか少し減ってからの特性はちょっと
悪いかな? 重量は非常に軽くて足回りのセッティングも変わるくらいです。 Rタイヤは持ちが非常に
良いです。 振られも無くなる事も多いですね。 空気圧に対して非常に敏感です。 1.8s〜2.3sの
範囲で使用するのがおすすめですね。  気温によって替えて見て下さい。  
組み付け時にふにゃふにゃ過ぎて少し不快ですが、走り出すと剛性感があり、粘り過ぎず滑り出しも
滑らかです。 Rサスのイニシャルの掛けすぎで滑る傾向もありますのでサーキットでの使用の方は
それも含めてセッティングしてみては? とにかくおすすめです!
ワコーズ 2CRV-R

色々からみもあってこれしかレーサーでは使っていません。 RS125、RS250等では25:1〜35:1くらいです
かね。 ピストンの当りは走行ごとにチェックしないとダメですね。 縦キズが少しでも入っているようでしたら
800番辺りの耐水ペーパーで混合ガスを付けながら横方向に研いで下さい。
焼けがピストントップにいちょう型に出るようにセッティングすると良いと思います。 全体に焼けをつけようと
すると焼きつきます。 クランクのサイクルはマニュアル通りでチェックしていれば問題はありません。
夏場などで25:1で使用すると少し重ったるい感じになりますので30:1〜35:1くらいで使用していました。
混合比をあまり変えたくはないのですが無鉛化になってから非常に辛かったですね。 
ワコーズ 4CT

はっきり言ってなんの為に存在しているのか理解出来ません。 全て中途半端って感じですね。
安くもないし 良いオイルでもないです。 きっと微妙に相性の良いバイクがあるんだと思いますが
当店では見つかっていません。 これつかうならプロステージがおすすめです。 ほとんどの
街乗りバイクに幅広く使えますね。  
ワコーズ 4CR

まあまあのオイルです、街乗りなら十分でしょう。 シングル系や古いバイクと相性良いかな? 冬と夏で硬さを
替えて下さい。冬に20W50を使うと硬すぎて燃費も加速も落ちます。 
サーキットでは熱ダレが起きる事があります。 サーキットではあまりおすすめできません。
ワコーズ WRシリーズ

熱ダレには4CRよりは良いですがやはり少しタレました。 値段考えると 微妙な感じです。 洗浄効果が高いのか
成分が壊れやすいのか・・・すぐ汚れます。 エイプにはWR30とWR50を混ぜて45を使いました。基本的に混ぜても
平気です。  カムの当りがキツイので次は他を試してみようと思っています。  添加剤は入れても変化しません。
ニューテック Ester-Racing

エイプ、その他排気量様々なオートバイで使用してみました。 どの排気量
どのシーンでも最高のポテンシャルを発揮します。
このオイルの良い所は粘度が作れるという事と価格がお求め安い設定に
なっています。私共は性能の評価の中に価格という物も含めて考えています。
夏でも非常に柔らかく使えるエンジンオイルです。固さは「0W30」「2.5W30」
「2.5W35」「5W35」「5W40」「7.5W40」「7.5W45」の中からチョイス出来ます。
同じ硬さでも粘度指数を微妙にセッティング出来ます。
ただしご自分で粘度をちょくちょく替えるとなるとオイルがたくさん必要になりますので
当店では切り売り致します。価格は定価2400=1リッターとなります。
エイプでは5W35が丁度良い感じでした。 124cc以下のマシンでは2.5W30辺りが
良いかもしれません。 今後このオイルより良い物見つかるまでは当ショップでは
ニューテックを使用して行きます。今後も色々テストしてみて良い物はどんどん使って
みたいと思っています。
GOODRIDGE (グッドリッジ) のステンレスセーフティーロックワイヤー

当店では0.62mmを使用しています。値段は高価ですが、非常に強く、最後の最後でプチっと
切れる事が少ないです。よっていくと硬くなる性質でボルトとボルト間をワイヤリング時に
強い反力を保ったまま、結べるのでブレーキ関係のワイヤリングにも安心です。
使いやすさから、今までは0.57mmの他社製を使用していましたが、これは多少太くても
良いと思いました。 下穴は3mm前後の穴を開けてワイヤリングをしています。
レースではワイヤリングは必要不可欠ですが、街乗りでもかなりおすすめです。
ブレーキキャリパー、オイルドレンボルト、フィラーキャップなどなど、緩んだら恐い部分には
巻きましょう。 ワイヤーツイスターは安いのでも十分使えます。輸入工具など探せば
4000円ほどでツイスターは購入出来ます。 ボルトの穴を開けるのが大変な方は
最初から穴あきのボルトなどが売っていますのでそれに交換すれば手間はかかりません。