03 もて耐 enjoy3耐 決勝
8月30日(土) いよいよ決勝当日です。 この日は お手伝いの 三浦くん 永易さん 兼松っちゃん おじいちゃん

らが来てくれまして 朝から叩き起こされました。

レース自体は遅めのスタートなのですが、朝いちのレース 2耐のスタートを鈴田に見とけと 命令。してしまった

手前 起きないわけにはいかず いやいや起きました。

とりあえず 手伝い軍団に作戦を伝える為に朝食を。  作戦会議!  プロカメラマンの永易氏 と

写真撮る撮るポイントを探しに車で移動 130Rなどいい所を見て回る。

ここはなかなかいいねぇ プロカメラマンと言っても普段は動かないものばかり撮っているので、物凄い

スピードのバイクを撮る事が出来るのか本人も不安でいっぱい。

まさかゆっくり走って!なんて言えないしね。

決勝の作戦は第一の鈴田がスタートからめいっぱい走る、最初に入れられるガソリンは15Lのみ

サイティングラップとウォーミングラップの2周もそのガソリンで走る為、50分交代では無理っぽい。

燃費計算でそれぞれが走れるのは約50分 すると3人なので150分。 レースは3耐なので180分

そしてガソリン給油時は10分停止が義務付けられているので2回給油で170分。 すると計算上は

10分たりない。 つまりガス欠で止まり10分無駄になる。しかし、比較的ペースの遅い仁さん

燃費が良い! エコライダー! なので仁さんの交代時には15Lの給油でも残ガソリンがあるはず!

つまり鈴田は何も気にせず全開で走る。48分ほどで交代。次は仁さんを起用! エコ走りで

規定の50分を走行させる。そしてオーナー将博さん、ここで2人より残ガソリンが多い状態なはずなので

ラストまで全開アタック そしてチェッカー!!を受けさせる!

R6のタンクは18Lタンクなので給油の15Lと仁さんの残したエコガソリンで15L〜18Lほどのガソリンが

あるはず! それでオーナー将博さんに代わるのでチェッカーまで全開!で行こう!作戦。

もし3人のペースが今までの練習を上回り、平均ラップが上がって燃費が悪くなった場合に備えて

ーーーとサインを出した場合は、13000回転でシフトアップする事、通常は14000回転なので

1000回転低く走るのだ。そうするとぎりぎりガソリンは持つ! すんばらしい!! 

これで計算上は優勝です(いつもそうだが) しかしそう思い通りにさせてくれないのがレースの面白い所

作戦はこんな感じで後はスタートを待つばかり。 マシンはレース前に徹夜を続けながらの整備が

効いていて今だ大きなトラブルは無い! ワックスかけちゃってぴかぴか状態でピットに待機!


決勝のお時間です。





一周回り自分のグリットにつく鈴田!  緊張してるのかしてないのか

写真撮って余裕です。

後はもう一周回り、再びグリットについてスタートだ! スタート方式はル・マン式スタート

マシンをコンクリートウォール側に、ライダーは反対側に待機 グリーンシグナルになったら

ダッシュでマシンに駆け寄りエンジンをかけてスタートというもの。

前日にダッシュの練習だ!と走らせようかと思いましたが、嫌だということです。監督命令を聞かない

と言う事は間違いなくロケットスタートを見せてくれるんでしょうね。

時刻は刻々とスタート時間に近づいている ここからどこまで上がれるのか 43番手のグリット位置は

トップなんぞ見えやしねぇぞ! 


だらだらとサイティングラップが始まった! ここはゆっくり回って来い! 燃費が重要だ!と

ゆううううううううっくり回って再びグリットへ! 

スタートまで緊張の瞬間、 残り10秒! さすがにこの瞬間は観客もシーンとしてしまう!

静かだが異様な緊張感が漂っている シグナルがブルーに変わった!

たたたっと マシンに走り寄る!   マシンを抑えているのは監督の俺! 蹴られないように

上半身だけ右に避けて奴がまたがりやすいようにしている  

乗った! キュルル! エンジンが始動と同時に爆音を立てながら見事なクラッチミートだ!

会心のスタート! 回りのライダーはエンジン掛けたばかりの所、鈴田はもうグリーン付近まで

加速している! よし! 1コーナーの進入まで見届けて ピットに戻る。 


その瞬間  ボカン!!! ドカン!!

へっ!!??       なんとストレート部分で マシンが大きく縦に横に ごろんごろん回転して

いるではないか!! ライダーがどこでマシンが何なのかまったくわからないくらいのぐちゃぐちゃ度!

回りから、おおおおおおおおおおおお!と大きいどよめきが!

その瞬間わずか数秒だろうか? あっという間に赤旗中断!! 主催者側の素早い判断で

あっというまに赤旗だ!  すぐに仁さんに電話をし スタンドを持ってきてと伝えた

5台を巻き込んだ大クラッシュだ!  

しばしスタートまで車両保管に入り ピットで待機する事に。 しかしレギュレーションでは チェッカー時間は

何があっても変わらないとなっているので 3耐が短くるはず、 ん〜!  どうなるか?!





この間は・・・・ 嫌だねぇ 転んだ人も無事だといいが・・・・・

場内放送だ!   結局3時間耐久から 2時間5分耐久に変更に・・・・


もう一度ウォーミングアップとサイティングラップ走行をしなければいけない。 

作戦練り直しだ! 将博さんの必死なパソコン作業で計算してもらい 

私たちは もう一度しきり直しの準備だ! 

もう一回ロケット決めまーす


結局1コーナー立ち上がった時点で27番手くらいにつけていた鈴田。

まさにロケット! でも あの大クラッシュをみたらさすがに

「 抑えてでもいいから無事にスタートしてね。 危ない雰囲気があったらスロットル戻せ!」

の指示。

しかし 男 鈴田正義  2度目のスタートも見事ロケットスタートを決め込んだ!!

しきり直しのレースは無事にスタートを切った! 帰ってくるマシンがストレートを加速していく!

23、24、25、  ・・・・・・・・・・・ 27番手ほどにいる。   ・・・・・・・・ さすがやるときゃやる男!

このまま順位を上げたい所だが なんと2回のスタートでクラッチが! ずるずる・・・・・・・・・・・・・

加速する時につながりが鈍くなっていた!

ペースが上がらない しかし この状況では何も対応してあげれない! がんばれ鈴田!

17秒くらいの周回から12秒まで上げてきた! 後でわかったのだが熱がかかりすぎたクラッチが

熱膨張しクラッチレバーの遊びを少なくしすぎていた、 そこに走行しながら気付いた鈴田は

走りながらワイヤーを調整していた! これで少しはマシになった!

徐々にペースアップ 鈴田も必死だ! ストレートの伏せっぷりがいつもと違う!  ここで交代時の

ガソリン給油耐 三浦くん、おじいちゃんの登場だ!


給油隊のみうらだよ〜ん                 おじいちゃんだよ〜んべろ〜ん


さあ 給油隊よ! 行け! きっちり入れて来い!  だらしない顔しないの!

給油はタイミングによっては10分以上かかってしまう。 ガソリンスタンドで行うからね。

しかし当チームはなかなかタイミングが良く 比較的空いている! 

ここで鈴田の 「 L3 」 のサインを提示!  

これは後3周だよ〜ん のサイン そして確認したので鈴田が左手を挙げる。

次にL2 が出される いよいよ 後2周 決して 後2周だからってさぼることなく

ペースも一定だ!  ラストのサイン PPPPPPPPPPPPPPPPP すべてP!!

これをみた周にピットインだ ダウンヒルストレート終わりまで 右に寄りながら全開で行く!

この周もタイムがかなり影響するからだ!  ピットインして来た! 

おじいが受け取り 三浦くんが給油所まで押していく。

無事、給油が10分で終わり 再び鈴田がまたがりピットロードへ、 ここでエコ男 宮下 仁に交代だ。

打ち合わせ通り 鈴田はニュートラルに 仁さん さっとまたがりスタート! 回転を上げる!

が・・・ 緊張の為かニュートラルのまま空クラッチミート うぉぉぉぉん!・・・・・・・

慌ててミッションを蹴り込むが! それは 2速〜 そのまま 2速で出て行っちゃった!

おぉぉぉいぃぃ

ピットロードでは速度制限がある! あらかじめ1速の5500回転で58Kmだからここでキープねと

マーキングがしてあるが 2速で5500回転だと80km以上出ちゃう!!

おい! 平気か?!   仁さん そこではっと気付き 急ブレーキ!!

冷静なのか慌ててるのかわからんな。

でも無事ペナルティも取られず いよいよ交代 仁さんいけいけ! エコパワー!

ホームストレートに帰って来た! ここで鈴田おつかれ〜!! やっと帰って来た鈴田

過酷な状況だったし 難しいスタートも無事にこなし 良い仕事をしてきました!  ほんとお疲れ様!

さあ 仁さんはというと 無事に走っています!

しかし 何やら ポツポツ・・・・ あれれ これって もしかして 世間的に言うと・・ 日本語で 雨!?

ですか?!  


波乱の3耐  いよいよ後半戦へ!!


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