約1年程前からDE耐久に向けて活動してきたわけですが…、いきなり’05年度の最終章です(^^;
今までいろいろなことがありました。真冬の初練習に始まり、意外と苦戦した参加チケット争
奪戦(来年から「チケットぴあ」は勘弁して…)、練習のつもりで出場してハマッてしまった北
ショート選手権、と盛りだくさんの1年でした。全く持って一言では語りつくせませんが、ここで
はバッサリ省略してファイナルイベント2日前からレポートします♪
手抜きしてるワケではないですよ〜(-.-)y-゜゜゜
6月5日のファイナルイベントに向け、当然の如くpropmanにて整備です。この時点で、我が「ひよこ組」のキャバクラ号はエン
ジンのO/H&チューニング、消耗品交換が終了し、車検対応の整備を残すのみとなっていました。
ちなみにエンジンのチューニングは、昨年のpropman DE耐仕様+αのオリジナルメニューとしました。
エンジンパワー、耐久性を両立し、昨年のDE耐にて性能実証済みのすばらしい仕様となっています♪
さて、会社の仕事を終えpropmanに行ってみると…、やってました…、ハヤブサ、タカ、ワシ、カモメ、ひよこの
各チームの皆さんが入り乱れてマシンの整備に追われていました。
「足の踏み場も無い」とはこのことで、カウンター席ではステッカー製作、作業場は当然の
ことながら、普段は通路となっている所でもマシンの整備が展開され、屋外ではタンク、カウルの塗装という具合です(^^;
「とても2日前には見えない…」
なんて話していると、整備のヘルパーとしてpropmanに来ていた仁さんから「いつものことだよ〜(^^)」
と軽く言われてしまいました。冷静に周りを見てみると、
マシンのように各車両へのワンオフパーツを削り出している石井社長(この時点で徹夜4日目)、
それこそピットワークのように次々と部品を取り付けていくベテランチーム員の皆さんがソコにいました…。
確かに「いつもの事でなければ、この手際の良さはウソだ」と思いました(爆)
真っ暗だった空が白み始める頃、全てのマシンの整備が終了しました。作業終了の軽い挨拶を済ませ、
propmanレッドのマシンを載せた各チームのトランスポーターがもてぎに出発していきました。
が!!ひよこ組は横浜に居残りです…。なぜなら、ひよこ組の2人は学生なので学校に通学するため、
私を含めた2人は会社を休めなかったからです…。最後の練習走行ができず、不安を残したままレースに臨むのでした…。
しかも、俺ってもてぎを1回も走ったこと無いし〜(ToT)
私、この日は会社同期の結婚式に参戦していました(爆) (6/4参加の皆さん、お手伝いできず申し訳ありません)
その同期には申し訳ないですが「ワシ組とカモメ組はどうなってんだろ〜?」という感じで、
まさに心ここにあらずです。
結婚式が終わり、二次会をキャンセルして家に戻ると18時を過ぎていました。
自宅のPCで6月4日のファイナルイベント結果を見てみると、なんとカモメ組が5位!
「おー、スゲー!ニューエンジンのパワー炸裂だ〜!」(ひよこ組以外は'05スペシャル仕様のニューエンジン
でした)と興奮しまくりです。
でも、あれ?ワシは?とリザルトをもう一回確認すると…、42位?これは絶対何かあったに違いない。と
いうことで、急いでもてぎに出発です!
零時を過ぎた頃、もてぎに到着しました。ゲート前から佐野にTelをすると、
前日の車両整備が終っていたのでゲートまで来てくれました。来る途中に買ってきたお弁当を食べつつ、
DE耐前の「ひよこ組最終ミーティング」です。6月4日の状況&車両整備の話を聞きつつ
(この内容は他チームのレポートをご覧下さい)、ひよこ組の話題へ…。
佐野 「そういえば車検で…。」
私 「え、何?どうかしたの?」
佐野 「宇佐美さんと藤田さんのツナギが本戦で使えないそうです。」
私 「はい〜???」
ということで、ひよこ組はマシンと共にツナギもリレーすることになりました(笑)
装備くらい事前に自分で点検しといてくれよ〜ヽ(*`□´*)/
どこぞのチームがキャンギャルなんか雇ってるじゃないですか!「んまぁ〜、あんたのその格好をお父さんが見たら泣いち
ゃうよ〜!俺は喜ぶけど♪」と思って見ていると…、「あちゃ〜、ビキニの下から製品タブ出とるよ…。」
それを佐野に伝えると、「あんなにポーズ決めたりして格好つけてるるのに〜」と爆笑。
とりあえず緊張はほぐれたようです(^^)
そんなこんなでサイティングラップを終え、いよいよスタートです。日章旗が振り下ろされ、各チームのライダーがマシ
ンに駆け寄ります! 佐野はなかなかのダッシュ。若いってすばらしいです、私の方に凄い勢いで走ってきたかと思うと
軽々と身を翻してキャバクラ号にまたがりました。「よっしゃ、行って来い!」と軽くキャバクラ号を押して佐野を送り
出しました。初めてのスタートなのに接触することなく無く、2〜3台抜いてくとは上出来のスタートです。
ダッシュでピットに戻ると、みんながモニターにかじりつくように見ていました。どうしたのかと聞いてみると、
ハヤブサ組がどうやら1位らしいとのこと!「48番手スタートだったのに?」と驚いていると、
本当に1位でホームストレートに戻ってきました。さすがは坪川選手…。相当、前日の筑波戦が悔しかったのでしょう。
沸き立つピット内の歓声をよそに、ひよこはどうなった?とモニターを見ていると、14位で戻ってきました!
ひよこ組は予想以上の順調な滑り出しです。佐野はその後も順調に周回を重ね、14週目でピットインです。
ベストラップは2分55秒台の大健闘!他チームの給油なども重なり暫定順位は9位!
次のライダーは…、私です。
本当は、体重が軽く、もてぎでは佐野のタイムを記録している藤田で周回数を稼ぐ作戦だったのですが、
藤田&宇佐美はツナギが無く、しかも藤田は私のツナギが着れないということで、私が第2ライダーとなりました。
もてぎの走行経験が無かったので練習走行を走らせてもらいましたが、広すぎてドコ走ればいいか分からなかったです(T_T)
ライダー交代前に石井監督のハニーの貴子さんが「頑張って♪」と声を掛けてくれました。「姐さん、俺頑張るッスよ〜!」
と気合満々で佐野と交代です。速度違反にならないように気を付けてピットロードを後にし、いよいよ本番です!でも…、
いまいちレコードラインに乗れてない(T_T)
とりあえず、「良いペースメーカーを見つけてラインをトレースしよう」ということで、
何台かの後ろに付こうとしましたが…、監督〜、直線早すぎますよ〜(TOT)
冗談抜きで直線でスルスルと伸びるんです。
これで04年仕様のエンジンですから、
05年仕様のニューエンジンを積んだハヤブサ号が47台ゴボウ抜きをしたことがうなずけます。
「俺、propmanのマシンで走れてヨカッタ♪」
と走りながら感動しました…。
自分のラインを修正してもうずぐ2分台が見えてくるというところで、ホームストレート上で
「ガボッ、ガボッ」と悲しげな音が…。あれ?ガス欠?でも10周くらいしかしてないよ?
少しスロットルを戻してもう1回開けても、やっぱり「ガボッ、ガボボッ」ってガス欠だぁ〜。
グラベル上にキャバクラ号を停めてガス欠対応をします。ガス欠対応というのは、
XR100はタンク底部が逆Uの字になっていて、ガソリンが少なくなるとタンク底部の左右にガソリン溜りができるので、
停止状態でマシンを左側に倒すと、もてぎ1〜2周分くらいのガソリンが使えるようになるのです(笑)
ということで再スタートです。その前に緊急ピットインとなるので、propmanのサインボード班の方を見ますが、
もう視認できる距離ではありませんでした。しかたがないので、合図なしでピットインです。
本当はもう1周して知らせてから入れば良かったのですが…。皆さん、お騒がせしてスミマセンでした。)
順位は22番手…。随分下のほうに落ちちゃいました。
続いては第3ライダー 藤田の出番です。
私よりも早い2分57〜58秒台で周回してます。なかなか良いペース♪順位も17、8番手くらいまで挽回してくれました。
佐野、宇佐美と「藤田もなかなかやるね〜」なんて話していると、モニターに出る順位が1つ、
また1つと落ちていではありませんか。あれれ?と思っているとサインボード班の長谷川さんが
「ひよこ組が帰ってこないよ!」
とピットに走りこんできました。その後5分、10分と経っても藤田は帰ってこず心配していると…、
給油班から「メディカルセンターに運ばれた」との連絡が!
「大丈夫なのか?」と心配していると、ケロっとした表情で藤田が戻ってきました。
なんでも3コーナーの辺りで接触転倒し、口の辺りを切ったとのこと。大したこと無くて良かった(^-^)
大事をとって少し早いところで第4ライダーの宇佐美に交代です。
接触転倒の影響で65位まで落ちてしまいましたが、親友 藤田の走りを見ていた宇佐美です。
挽回してくれるだろうと思っていた矢先、今度は雨です…。しかも土砂降り…。
路面に溜まった水がピットの中に流れ込んでくるほどの大雨が降り始めました。間もなくしてセーフティカーが入り、
そのまま赤旗中断です。
とりあえず、中断の時間帯で転倒後のキャバクラ号点検、整備をしつつ雨が止むのを待ちました。
すると、14:30からレース再開のアナウンスが。ライダーは宇佐美のままコースインです。
コース上のセーフティカーがピットロードに入り、ローリングスタートにてレース再開です。再開後の順位は85位、「ここから挽回だ〜」と気合を入れていると、またも長谷川さんがピットへ。
「ひよこ組がまた帰ってこないよ!」
「雨だからコケたか?!」と石井監督を含めみんなで心配していると、給油班から「キャバクラ号ガソリン入れてます!」
との連絡が…。「はぁ?そんなサインでてないよ?」 でも、マシントラブルかもしれないということで、
佐野はライダー交代の準備、監督含めその他チームの方も何人かが受け入れ準備をしてくれて宇佐美の帰りを待ちます。
戻ってきた宇佐美に石井監督が「どうした?」と声を掛けると、宇佐美は「いや、寒かったんで…。」と…。
お〜い!答えになってね〜よ〜( ̄▽ ̄:)
この時点で残り時間は約1時間。佐野のタイム、キャバクラ号の燃費等を考慮すると、
このまま佐野がチェッカーを受けるのが良いということが分かり、ひよこ組の命運を佐野に託しました。
そんなことを知ってか、知らずか、佐野は怒涛の追い上げで、次々と他チームのマシンを抜いていきます。
途中、タカ組の三浦さんとの走りを楽しんでいた様子から察するに、こっちの気なんて知らなかったのかもしれませんね(笑)
そして、レース中断の要因となった雨が止み夕日が差し始めるころ、チェッカーフラッグが振り下ろされ、
今年のDE耐が終りました。
ひよこ組の最終結果は58位でした。佐野は小1時間の間に38台抜いたことになります!
雨の中本当に頑張ってくれました。
途中のトラブル、レースによる中断等々、いろんなことがありましたが、
今回の結果は納得のいくものではありませんでした。
レースに「タラレバ」は持ち込みたくありませんが、DE耐までの準備、練習、レースに参加した当人の気持ち次第で
もっと上位を望めるレースだったと思います。今年の反省を踏まえ、
来年のDE耐参戦に向けてこれから頑張って生きたいと思います。
最後に、キャバクラ号の整備、チューニングをして頂いた石井監督始めpropmanチーム員の皆様、
土砂降りの中でもサインボードの掲示、給油のサポートをして頂いたヘルパーの皆様に感謝致します。
本当にありがとうございました!