2006年 サマーエンデュランスカーニバル 
もて耐
毎年参加している「もて耐」の季節になってしまいました。 チームプロップマンとしてはもう5回目の参加だ。

2002年にヤマハ YZF-R6で初参加してから、毎年色々な事があり辛かったり楽しかったりと

楽しんできた。

上写真中央のライダーまさひろさんがR6のオーナーだ。 そのまさひろさん。

昨年末、お金のメドがついたからR1の新車(レースベース) 頼んでおいて♪と

ついに1000ccでの参戦だ!  今まで600でかなりの苦戦を強いられてきた。

別に600で出せるタイムなんてまだ先だから、まだまだいけると言えば全然いける。

がもて耐になると回りは1000ccだらけだ。 コーナーでがんばり、直線で抜かれ、また必死に抜いてと

繰り返す事が正直しんどい。   使って良い武器で最大限、良い武器を選ばない手はない。

CBR1000RRでももちろん良いが、ヤマハ党のまさひろさんはYZF−R1をチョイス!

ヤマハの2006年のレースベース車はなんと限定10台(ほんまかいな)

頼んで届いた車体番号 1  なんかかっこいー!  意味ないけど。


今年1月にはマシンが届きました。  私、石井は基本的にはライダーでは無く監督の立場ですが

ニューマシン1年目は乗って欲しいと。  まあ最初の状態から何もわからず走ると

どうしてもタイムが出ない時にマシンの仕上がりを疑ってしまう点がある。

そこで私が少し乗ってある程度のタイムを出して基準を作ります。

当初、打ち合わせして、決めたのがまずシートカウルはFPRに替えてオイル、クーラントだけ替えて

ただ走ろう。  なぜシートだけかと言うと、外装は最終的には全て替えるにしてもシートを替えると

座り心地がだいぶ変わりますので、今から慣れておこうと。

各ライダー、全て一気に払えるほどのお金持ちではないので、毎月少しづつ専用口座に入金して

その中から出すようにしています。余ったら返金するシステムです。

この時点ではそんなに出資金が集まっていないので出来ることからすこしずつやっていきました。


最初の走行、まだ寒い時期、2月に初めてもてぎに持っていきました。

タイヤが最初から付いていた物です。  これには笑いました。

レースベース車っていうくらいだから少しくらいは良い物が付いてるんじゃないの?

ってほとんどタイヤを見てませんでした。笑


コースインから数周、何か不安感で一杯。

まさひろさんにも変わって走ってもらうが同じコメント。 やっぱりタイヤ・・・・  ノーマルだな・・


この日は直線のみ全開で加速を体感しつつ練習終わり。

タイムは11秒ほど。    

すぐにタイヤを頼み、交換。  昨年もて耐寸前にメッツラーがレンスポルトからレーステックに変わってしまい

戸惑いました。 どうもフロントのバンク時に接地感が掴めないような感じが見え隠れ・・・

業者にレンスポルトって入手出来る??って聞いたら「なんとか入りますよ」と言っていたので

レンスポルトを注文、 フロントはRS-1リヤはRS-2のコンパウンド。

替えてすぐにまさひろさんと練習に行きました。


もうコースインした瞬間から違いがわかる。 べた〜って感じで路面に吸い付いているような感覚だ。

これならいけるな。  軽く開けて走ってるとすでに7秒。 まさひろさんはなぜかタイムアップせず。

うーん。今年も違いのわからない男健在か。


そんなスタートで、まさひろさんはまめに練習に行って、タイムアップにはげんでいました。

他のライダー、「仁さん」 「長谷川さん」もそこから何度か練習に行き徐々に準備を進めていたのですが

今年はとにかく練習枠が少ない!  仁さんは仕事の都合上、木曜しか行けないので他の日に枠があっても

指をくわえてるだけ。長谷川さんも日曜くらいしか行けない。

私も基本的には水曜しか行けないのだが、いよいよもて耐が近くなってきたら何曜でも行かなきゃ!

と焦りさえ出てきた。

今年のもて耐は 7月15日〜17日の開催だ。  7月上旬の時点ではマシンはほとんどノーマル状態。

カウルさえ届いていなかった。

また、軽く24リッタータンク作ってね♪と言いやがり 作成する事に。 新車のタンクを穴開けてどうこうするのも

忍びないのでヤフオクにて中古穴あきタンクを安値で落とし、溶接、溶接の嵐。

なんとかかんとか23.05リッタータンクを作りました。



エンジンの整備も同時に終わらせ、今年のもて耐は時間的に少し余裕をもって望めた。

ここ数年のDE耐マシン作成に比べるとワンオフ物が少ないので楽に感じる。


問題なのは全員の練習不足だ。 ここが一番不安だった。  しまいには予選前日の公式練習にさえ

長谷川さんが参加出来ない可能性が出てきた。

ここでうそついてでも参加させないとやばい!  「長谷川さん、前日の練習出ないとレース参加出来ませんよ!」

「わかった!バイクで行って走ってからすぐ帰る!」と気合が入ってきた。


そうこうしているうちに  あ!!!っと言う間にもて耐ウィーク突入だ。



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