オーナー長谷川さん率いる長谷川鉄筋チームだ! 突然ライダー不足の為、私、石井が急遽参加!
マシン作りから第一ライダーまでやらせて頂き感謝感謝! すっんごいエイプ作って下さい!とオーナーの指示!それだけ??!!
石井: どんなのにしましょか?
長谷川: 石井さんにお任せで!
テーマーはかっこよく! 速く! うーん・・・ 頭を悩ませながらイメージを膨らませマシン作りにかかった!
レースの為の公開練習は3回!もてぎまでマシンを持っていって走行、セッティング、マシン作りを繰り返し出来上がったスペシャルマシンエイプ100
その名も 「長谷川鉄筋号」 そのままですが・・
レース当日、朝からどんより曇りの天気。 丙チームは1回目の公開練習から4人で顔あわあせたのは2回目・・・・
レース当日にお久しぶり〜っておかしくないか?!まあ仕事が忙しくてなかなか時間取れないからしょうがないか・
で・・ エイプどれですか? 笑
これこれ! →
一同びっくり・・
そりゃ最初のこれから比べれば・・
とにかく最初乗った時と同じマシンだと思わないでくれと伝える 何せS時なんて全開で曲がるのさえ無理ですから・・・
でもまあ7時間もある長いレースですからのんびりいきましょう!
ささ ライダーズミーティングに出ましょ 長いお話を聞いていよいよレースが近づいて来ましたよ!
義務周回の2周はひとしさんにお願いし、一周だけ全開を許す。 2周を走行後、ピットイン。
感じは掴めましたかな?
スタートライダーは石井、 長谷川さんにお願いした所、いや、いやや、石井さんお願いします!! 昨年怖かったんで!
えーせっかくだからスタートの緊張感を味わってもらいたかったんだけどなぁ・・・
まあいいや スタートして順位を上にもってきておきますね。 なんせスタート54位からですから・・・・涙
サイティングラップの1周をゆっくり回り、自分のグリッドにつく! うーん。 甲も乙も見えないやぁ。
最初の50台がウォーミングアップの1周に入った!
15秒ほどして2回目のグループも旗が振られた!
てれってれ走りマシンに近寄る! スタートしてみるとうーん 速い! とても前日までのマシンをとは思えん・・
でもガソリンもったいないからゆっくり回ろっと。
さあいよいよ!待ちに待った決勝!スタートです!
グリッドにマシンを並べ甲チームしげにマシンを支えてもらう!
しげにはスタートの方法を指示してあるからあえてマシンを支えるのは頼んだ!
ちょっとみんなと違うスタートの仕方を試したのよん!!
さあ時間が迫って来た!さすがにDE耐と言えどもこの瞬間はちょっとどきどき!
第一グループの旗が振られた!! 次は俺たちだ!
でもまだ全然振られる様子がない・・・
おーい おっちゃーんまだぁ?
おっさん旗をクルクルと慌てて開いてるじゃないですか! 先に用意しとけよぉ 涙 みんないっちゃったじゃんか!
あーあ もう 音も聞こえなくなってしまった。
やっと慌てて旗が振られた!
ダッシュ!! テケテケっ!
マシンに近寄り跨る!ちょっと他とは違うので足が着く前にクラッチミート!!
へへへぇだ ホールショットは頂きぃ!
1コーナー 空いてますねぇ! 2コーナーを曲がって3コーナーを見ると
誰もいなぁい・・・ 4コーナーを立ち上がって5コーナーを見ると1〜2台が進入していく姿発見! ロックオン!
130Rを立ち上がりS時ではだいぶ追いついた! よし!!
もうぅここまで台数多いと何台抜いたか知らないがとにかく一度も引っかかる事なく目の前のバイクは抜きまくり〜!
まずはリーダーボードに自分達のゼッケン75を出すかな〜
2周目相変わらず抜きまくっていると・・
5コーナーでクリッピングまで後2メーターほどの所でスっと1台入られる!
ん? このスピードでこのラインで刺されるはずがない・・
一応私もGP250とか経験してますからねぇ。 おかしいな? と刺された瞬間に背中を見るとUKAWA!・・・
そりゃさされるわ・・・ しかしDE耐! GPライダーに臆してたらレースにならん! ロックオン!
130Rで刺し返す! こんにゃろぉ! S時一個目を抑えるが影がなんとなく右に寄った!
2個目ですごい寝かし方でまた宇川選手にヒュっと入られる!
しかしタイミングが微妙で少し私のひざに当たる・・・まあ別に俺はこれくらい慣れてるから良いけどね。
宇川選手も軽く手を上げた! が初心者にやったらダメよ!とV字で刺し返す!
ヘアピンのごちゃごちゃでまた刺し返され そこで・・ん? まずいこんなバトル楽しんでたらピットに怒られる!
なんせ3分でゆっくり回って来い!なんて指令受けてる身だ!
うーん もうちょっと楽しみたかったが我慢だ〜 とセカンドアンダーを抜けリーダーボードを確認。うん8位!
よしよし。 じゃあ抑えますか!
とイン側とかアウト側をゆっくり不本意ながら回る。 タイムは2分58秒くらいをキープ。
スロットルは半分くらいしか開けない。 すると前方に甲発見。
しかしここで発見しても戦ってはいけないので横にならんでニコ (^−^)
ドラゴンもかわいそうになぁ。45秒平均で走れるのに3分指示はつらいわな。
でも待てよ? 3分指示にしちゃなんでドラゴンついてこない?
振り返ってもいない・・ 俺は相変わらず2分58秒。 んんんん
まあいっか。 いないし。 待っても何にも良いことないので
私はタンタンと仕事をこなしPサインを待つ。
でも心の中で「こんなんレースじゃねぇぇ!絶対来年は全開で走っても燃費余裕マシン作るんだ!」 と誓う。
そこで先生からPサインが出る。お!交代だね。給油所に行き田中にマシンを渡す。
田中: ドラゴンこけましたねぇ
えっ! なななななななにぃ???!!まじ? まじ?で?
どうやら3分と言われあまりにもゆっくりペースだったので本人ペースがわからず
Fタイヤのトラクションをかけないまま5コーナーでスリップダウン・・・
そういう練習ってないもんねぇ。 マシンは?と聞くとスロットル戻らないらしいっす。
え〜 そんなん持ってきてないぞ!
田中: どっかから借りてきたから今は走ってますよ!
お〜良かった!が ほとんど最下位まで転落。 かわいそうに・・・
上位に食い込めチームが転落だぁ。 じゃあ丙がんばりますか!
でも残り3人は初心者だ、 どうやって作戦立てるかなぁ。
と長谷川さんに交代! オーナーがピットを加速していく! やはりオーナーの為に作ったバイクが加速していくとうれしいものだ!
ピットに入り甲の状況を聞くとほぼ絶望的な順位。マサヒロさんも燃費計算をしているが・・・ここはひとつ勝負だ!
こっからはスプリント! 日ごろのうっぷん晴らすのと今まで教えた事全てつぎ込んで
全開全開また全開!で行け! ガソリン無くなりそうだったらそこで考えよう!
長谷川さんに渡した時で順位は5位。 このまま維持しながら行って最後少しガソリンが持つようだったら
全開で走ってもう少し順位上げるか・・ 所で長谷川さんには何秒で走れと言ったの?
マサヒロ: タイム良くわからないから全開で良いですよって
石井 : まずい まずいぞ あのマシンの速さを知らないんだ
タイムはぁぁ? とお姫様たちに確認。
姫どの: えっとぉ 2分50秒です。
うわわぁ ほれ見ろ! 初心者でもタイム出ちまうんだぞ・
そこで長谷川社長。 ノリノリで49秒です。! いややや
とりあえず抑えて3分で走れ指示を出す! するとおとなしく2分58秒まで落として来た。 ほっ
長谷川さんには全開で走らせてあげたいなぁ と思いつつピットインする度に残量をチェックしてもらう。
燃費がOKなら全開で行ってもらおう。
そこで第三ライダー北原さんに交代。 まったくの初心者ライダーだ。
公開練習1回目で初めてサーキットを走り、普段もバイクは乗っていない緊張で顔がこわばってます。
まあゆっくり自分のペースで良いですから! 慌てないで!
と言い聞かすも、 は、 はははい! と緊張
長谷川さんが給油から戻った! 北原さんが跨りピットを加速〜 3速に入れてまた加速〜 4速でもまた加速〜
え?? ええええ?
坪: あれって速度違反じゃないですか?
・・・・・
しばらくたって お呼び出しが・・・・笑
ゼッケン75番の関係者の方〜 コントロールタワーまでお越し下さい。
のぉぉぉぉぉぉ! まじっすか ・・
坪と二人でコントロールタワーまで行く。 五百部さんが待ち構えてる・・ あのぉぉ お呼びで?
ああ 75番ね。 速度違反になりますよぉ ニコ ^−^
ストップアンドゴー! となんかかっこいい名前のペナルティを喰らう事に・・・
北原さんは初心者だ 説明は聞いていたはずだがコースに出てこんなサイン出してもおそらくパニックだ・・・
何度もサインを出すが北原さん意味をわかってくれない・・・
オフィシャルも何度も出し やっと北原さんピットイン。
しかし ここでもしピットに止まってしまうと それはピットインになるので
ペナルティにならない。 一度ピットロード出口まで止まらずに行き
そこでストップしてスタートしなければいけない。
ピットで止めるなぁぁぁぁ!!! とみんなで大騒ぎでホワイトボードに
マジックであっち行け!を書いて俺たちも走る!!
ピット前ではピット前には止まらせないとばかりにみんなで塞いでる。
イジメみたいだ・・・ 笑
なんとかゆっくりピット前を通過し無事ペナルティを受ける。 ほっ!
(速度違反ステッカー 笑)
そして次は第四ライダー 長谷川鉄筋のNO2! 林 均さん だ
やはりこの人もまったくの初心者だ。 顔に余裕が無い・・・ここでいつもの練習通りでいいですから 自分のペースで怖
かったらアクセル戻すんですよ!
といつもの練習ってなんだよ!って自分でつっこみたくなるアドバイスをする。
さあ北原さんが戻って来た! 均さん ピットロードはゆっくりね!
北原さん メットを脱ぎ 速度違反でしたねぇ と
北原さん 俺じゃないですよぉ!!
ええええええ?! 誰??
長谷川さんだよぉ!!!
一同大爆笑
長谷川さぁぁん!! さっき北原は初心者だからなぁって自分で言ってじゃぁん
と犯人も判明し オーナー長谷川さんピットに入る所で速度違反をしたみたい 笑
まあ先は長いし! と均さん タイムをどんどん上げてるぞ!なんと55秒だ!!!!
ゆっくりサインを出すか悩んだが やはり抜くのは苦手、 平均ラップは遅い。
燃費も平気だろぉ! という事で自由に走らせる。
均さんも無事走行が終わり、石井に交代、 ある程度ガソリンあるから全開で行って順位上げてきてと 指示。 了解。
そう言う指示大好き!
全開で走行、給油やらペナルティやらで一度はリーダーボードから75のゼッケンは消えたが再び上昇! 8位まで来ました。
しかしその時、 エンジンからカラっと変な音。 ん?
交代した瞬間から何か遅くなってると思ったがやはりヘッドの中で何かがおきてたか。
バックストレートでカラカラカラ〜と音がビッグになり慌ててスロットルを閉じる。
しかしアイドリングはしている。 90度コーナーで再びスロットルをON トルクはある。 バルブはちゃんと閉じてるな。
ゆっくりスロットルを開け回転の上昇を待つと普通に吹けあがる。
しかしスロットル半開以上開けるとカラカラカラカラ〜 と異音が!
あわてて戻す すると音はしない。 ピットにとにかく不調だと サインを出すが 一瞬で左手だけで俺の意思は伝わらない。
ピットは混乱。 バックストレートは下り始めたらスロットルOFF で惰性で進む。
あとは半分まで開けて走る事にした。 リタイヤだけはしたくねぇ!!!
ピットも混乱の中、もう給油のお時間よ!! と先生が怒ってる
わかってる わかってるけど 今は燃費良いはずだ!!このペースで普通にライダー交代していたら順位を大きく落とす事になる!
しかもこの走り方を初心者にやってくれと言っても無理な話。
ガス欠の恐怖と戦いながらぐるぐる回る! タイムは3分前後だ!
だいぶ回りました。 普通で言ったらとっくにガス欠です。 しかしこの走り方は異常な燃費を出しているはずだ!
まだタンクの中にはガソリンちゃぷちゃぷいってる はず!
時間と順位を毎周確認。 まだ5位だ。 時間は残り2時間!
ここで長谷川さんに代わり2時間走りきってもらえば他チームより1回給油が少ない
って言う事は約3周は多く回れる! 変わるならここだ!!!
っておい! 73甲チームがすぐ下にいるじゃねぇか!! この野郎! ってすでに敵になってる・・・
給油所に行き こうやってこうしてゆっくり回れば壊れないから残り全部を走れと長谷川さんに伝えろ!と
10分の休憩中に手伝いに指示。
おそらくバルブより上 タペット回りが割れたんだろう。
完走を願って このまま壊れないでゆっくり回れば燃費が良いのと アクセル半分でも3分前後で走れるのだ! 頼む!!!
長谷川さんに交代 まだ甲より上にいる! 行け行け!と強くも言えない状況・・・
ゆっくり壊れないようにそっとがんばってくれ! 微妙な応援
時折 ストレートでカラカラカラと音が聞こえるが何とか走ってる! タイムは3分だ!
燃費も大丈夫なはずだ! 強制的にスロットル戻せ音がエンジンからするので ガソリンは持つ!
残り30分 甲の猛烈な追い上げにはさすがにかなわない! 順位を入れ替える!
残り10分 長谷川さんがヴィクトリーコーナーから見える度 ほっとする!
他チームもガソリンが尽きてきている ゆっくり回ってる所もあるぞ! みんなでコンクリートウォールまで出て応援だ! がんばれぇぇぇ
なんて長い10分なんだ こうなっては早く終わって欲しい気持ちで一杯だ
壊れるなぁ 帰って来てぇ! と願うばかり!
甲の三浦が快走!だ 順位をどんどん上げ ピットは大騒ぎ! でもこっちはどきどきなんだよ!
さあいよいよチェッカーだ! 俺にしてみれば待ちに待ったチェッカー!
早く振ってくれぇぇぇ と心から願っていると
ゆらゆら〜 チェッカーが振られた!!!! レース終了だ!!!
後は最後に長谷川さんが通過してくれればOKだ!!!
最終コーナーをうちの赤いマシンが立ち上がる!! よおぉし!
カラカラ言いながらもチェッカーフラッグを受ける!!! やったぁぁぁぁ!!!!
無事完走!!! 4位だぁぁぁ!!!!
よかった!ほんとによかった!! 4位とかよりも無事完走出来てチェッカーを受けれて良かった!!
レースはなにがあるかわからない からおもしろい けど何かあったらどきどきです。
来年こそはこういうどきどきをしないようなレースをしたいですな!
お手伝いに来てくれた皆様、 応援して下さった皆様、各チームライダーの皆様、
ありがとうございました! 全員がいて全員で戦った結果です。
来年もまたよろしくお願い致します。